INSTITUTE
OF MICROBIOLOGY RAMON Y CAJAL
/ MADRID
@ madrid / miguel fisac
architect: miguel fisac
location: Velazquez c/v Joaquin Costa [metro republica argentina_L7] madrid
construction: 1949-1956
date:
05/20/2004
ベラスケス通りとホアキン・コスタ通りが交差する地点に位置するV字型の建物。
マドリッドにおける数少ないインターナショナル・スタイルの建築で、ところどころに
フィサックの偏執的な処理が見え隠れしている。
この湾曲したオフィス棟から、平面形状でV型に研究室棟が接続されている。
左上に見えるのはバルコニー。
右下隅には壁を押し返す彫像。
近づかないことには見えないが、かなり厚めの目地。
脇役のモルタル目地が、一つのマテリアルとして主張している。
東側から。
ピロティから中庭へ続くエントランス。
下見板張りを思わせる特殊な断面形状のレンガ。
ちょっとだけ断面が見える。
ピロティを潜り抜ける。
現在(2005年4月17日)は、コンクリートブロックで硬く閉ざされ、進入不可。
室外機が目立つ。
現在この建物は役目を終えて、活用方法が模索されている。
竣工当初、中庭には日本庭園を意識されたものがあったというが、面影はない。
再びメインファサード。
建築を決定付けるシンメトリーな構成を、バルコニーや階段、部分的な
仕上げなどで、うまくずらしている。
男前な建物ですよ。
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